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建設・不動産業界 : 住宅

1. 住宅業界の仕組み

戸建てやアパート、マンション等、主に住居を目的とした建物の企画・建築・販売を手がける業界。いわゆるハウスメーカーと呼ばれます。

住宅業界は大手の独占企業ではありません。5本の指に入るトップ企業でもシェアは全体の5%未満程度で業界の約7割の企業は地域に密着した活動を行う中小の工務店です。

戸建て住宅は設計図に基づいて大工さんが建築をする「在来工法」と、部材で工場を大量生産し、現場で組み立てる「プレハブ工法」の2つが存在します。

熟練工を必要とする在来工法と比べ、全て同一の品質であるが故に建築も簡単で工期も短いプレハブ工法がシェアを拡大していますが、一世一代の買い物である住宅には個人の思いやこだわりが強く反映されるため在来工法も根強い人気を保っています。

2. 住宅業界のこれから

景気の回復に伴い住宅着工戸数は増加傾向にありますが、業界では現在物件の増改築やリフォームに力を入れています。

また、住宅各社が高齢者向け介護施設などの市場開拓に注力している点もにも注目。特に高齢者を対象にしたバリアフリー住宅の販売やグループホームの販売を強化。また健常高齢者への賃貸住宅運営に乗り出した会社もあります。

今後の少子化に伴い新築受託の市場規模が縮小していくのは明白。今後は消費者の希望をより反映した、いわば「量よりも質」の戦略が重要となるでしょう。