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航空

 

1. 航空業界の現状

航空業界は人を運ぶ旅客の分野と、荷物を運ぶ航空貨物の分野の2つに大別できます。 勢力図としては、日本航空(JAL)と日本空輸(ANA)の2強体制が確立していますが、明暗ははっきりと分かれます。

管制支持違反や客室内の気圧低下、滑走路への誤進入等の不祥事や社内の対立等の表面から業績が転落。現在は大規模なリストラやホテル事業の売却などで再編の真っ最中。

 

一方のANAの業績は好調。日本郵政公社と組み貨物事業の強化に力を入れ他、直営ホテルを売却、資金を航空事業に集中するなど、本業に立ち戻る形で企業としての体力を蓄えています。自社機の増強により、より多くの荷物を運べるほか、一人当たりの旅客スペースを広げ乗りやすさを追求するなどの細かなサービスの向上により、更なる顧客の取り込みを狙っています。

 


2.航空業界の今後

90年代後半より自由化が進んだ航空業界。エイチアイエス主導のスカイマークやエア・ドゥ、スカイネットアジア航空等、新規参入が相次いでいます。立ち上げ当初は大手との差別化が価格でしかなく、大手の値下げという単純きわまりのない理由で赤字に見舞われた各社ですが、現在は何とか赤字から脱却。しかし燃料費の高騰といういわば「宿命」による利益の圧迫が続いており、今後もコスト削減が命題となってくるでしょう。

空港の発着制限により、肩身の狭い思いをしてきた新規参入業者も空港の新規開設や滑走路の増設、路線の増設等により、 戦略によっては今後の成長は十分見込めるものと思われます。

 

人、情報、ビジネス、そして文化がボーダーレスに行き交う時代において、人やモノの移動時間を縮める航空輸送の果たすべき役割は、 非常に大きく、個人の生活はもちろんのこと、経済や政治、文化活動の発展に不可欠な社会的な基盤として、その存在価値をますます高めていくものと思われます。

 

 

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