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1. 化学業界の仕組み

化学工業とは、原材料に対し合成・分解・発酵反応といった化学変化を加えて製品を作る製造業のことを指します。
イメージが沸き辛いと思いますが、例えば石油化学の場合、「ナフサ(粗製ガソリン)」をエチレン・プロピレン・ベンゼン などの基礎原料に分解し、そこからポリエチレン・フェノールという素材を製造します。この素材が加工され、プラスチックや 合成繊維、化粧品や医薬品等の製品が生まれれるのです。 1つの原材料から生まれる数多くの素材を活かし、自動車、電機、化粧品、医薬品など、ありとあらゆる製造業にその材料を提供 しているのが化学業界なのです。

 

化学業界は石油化学と機能性化学の大きく2つに大別されます。
ナフサ(一種のガソリン)や天然ガスなどからプラスチックの合成繊維や合成ゴムを製造する石油化学の分野。 半導体に使用されるシリコンウェハや液晶パネルで使用される偏光フィルムやその材料など付加価値の高い化学製品を製造する 機能性化学の分野です。

 


 

2.化学業界の今後

石油化学は中国を初めとするアジアでの需要が旺盛ではありますが、国内需要の伸び悩みや原油高の高騰から長期的に見れば中東や アジアとのシビアな価格競争にさらされる見込みです。
対して機能性化学の分野が好調。国内ではデジタル家電向けのIT関連素材が特に好調。DVD関連製品や、デジタル製品に使われる リチウム電池用素材、光ファイバーの中間素材などの販売が増加しています。


今後各メーカーは中国生産シフトに力を入れるなど、機能性化学製品の開発にさらに重点をおいていくと思われます。

 

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