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1. 鉄鋼業界の仕組みと今後

鉄鋼は読んで字のごとく鉄材です。鉄鋼は建設や造船の他、電気機器や自動車 等の生産に使用され、日本の高度成長を支えてきた立役者でもあり、今や他の産業にも私達の生活にもかす事の出来ない 材料です。

鉄鋼は生産方法によって大きく3つの業態に分けられます。原材料の鉄鉱石から最終鋼材まで一貫生産する 「高炉メーカー」、電気炉で家電製品や自動車等のスクラップのいわゆる「鉄くず」から鉄鋼を作る(製鋼)「電炉メーカー」、 そして圧延、加工して鋼材を生産する「単圧メーカー」です。

 

近年低迷を続けてきた鉄鋼業界ですが、2002年の業界再編で新日本製鐵とJFEホールディングスの2強体制が確立されてからは
再び活気を取り戻しつつあります。また、中国の鉄鋼消費量の増加に伴う輸出の拡大や日本の自動車産業の好調も手伝い 収益力の上昇に結びついています。 世界規模のM&Aが行われた鉄鋼業界ではさらに大規模な業界再編が予想される等、海外資本との提携と中国市場の取り込み が今後の課題となってくるでしょう。


 

2.非鉄業界の仕組みと今後

非鉄金属とは「鉄」以外の金属、例えば銅やアルミニウム等を指し、伝統的に消費量の多い「ベースメタル」と 消費量は少ないが特殊鋼や電子材料等の新素材に欠かせない「レアメタル」とに大別されます。
非鉄メーカーは海外から原料を仕入れて高純度の地金を作ったり、缶や建材等の2次加工に取り組んでいます。 日本は伝統的に鉱石を製練して地金をする製錬技術の高さに定評を得ているという技術的な強みがあります。 最近は携帯電話やデジタル家電、自動車向け材料での需要が拡大しており、中国特需も追い風で中国市場での成否が業界 地図を大きく変動させていく事が見込まれます。

 

鉄鋼・非鉄共通の問題点はその原材料のほとんどを輸入に頼っている点です。原材料の需給は世界の経済動向や為替に大きく 影響を受け安いほか、製品を供給する自動車や電気機械など他業界の景気にも左右される事も問題です。

また原料鉱石の供給不足問題も深刻になりつつあるため、業界では安定供給を維持するため、リサイクル事業の拡充にも
力をいれています。

 

 

 

 

 

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