25Feb
社員採用時に絶対にご用意頂きたいものの一つが「会社案内」の資料。採用を検討中のご担当者様、準備はお済ですか?今回は、中小企業には一見縁がなさそうな「会社案内の重要性」についてお話させて頂きます。
1.会社の個性を知ってもらうツール
「大会社じゃあるまいし、うちには立派な会社案内なんてないよ」とおっしゃる方が多くいらっしゃるのですが、中小企業だからこそ、人材の獲得には「会社案内」の存在が欠かせないのです。
人材不足の昨今、人材獲得のためには図らずも大企業との戦いに臨む必要があります。給与や福利厚生、また「大手なら安心というイメージ」では大企業に後塵を拝す中小企業ですが、その個性や特徴を全面的にアピールしていけば十分に勝ち目はあります。
・給料は安いけど信念がある会社
・人数は少ないけど、精鋭ぞろい
・売り上げは低いけど、退職者ゼロ
大企業にはない、またはあっても言えない個性が中小企業にはたくさん存在します。それを求職者にお知らせするためのツールが「会社案内」なのです。
会社概要とカタログ的な事業内容だけが掲載されたパンフレット型の会社案内等は不要です。自社の個性が相手に伝わるような、いうならば、「うちはこういう会社だよ」という事がわかる資料を是非ともご用意頂きたいと思います。
2.正社員採用は「会社と人のマッチング」
社員採用において重要なこと。それは経験でも年齢でもなく、会社の風土にあう人材を獲得すること。これに尽きます。
一度採用すれば生涯のお付き合いとなるのが会社と社員。それなのに・・・・
会社が人材に求めること=「経験」や「資格」
人材が会社に求める事 =「給与」、「休み」
なんて悲しすぎませんか?
「仕事と人」とのマッチングが重視されるアルバイトや派遣と違い、正社員の採用では「会社と人」をマッチングさせることが何よりも大切です。
若くて仕事ができても愛社精神がない人材よりも、仕事はまだまだだけど、会社の事を全力で考えてくれる人材の方が愛情が沸いてきませんか?少しズルい言い方をすれば、「辞めなそう」ですよね?
社員採用は「会社と人のマッチング」。人材は履歴書や職務経歴書、また面接を通して自分の個性や考え方を伝えてきますが、(または企業側に確認されますが)、企業側はどうでしょう?
「会社と人のミスマッチ」を避ける為の努力は企業側にも必要だと私は考えます。
3.デザインよりも内容重視
「会社案内」と聞くと、取引先の業者様から頂いた「ピカピカの厚紙でできた立派なアレ」を想像してしまいますが、ハッキリ言って見た目など粗末(笑)でOK。わざわざ外注して作成する必要なんてありません。仕事でよく使う、A4のコピー紙に印刷されたもので十分です。
問われるのはその内容です。
前述しましたが、
「カチコチのビジネス用語が盛りだくさんなカタログ的内容+会社概要」
そんな会社案内は不要です。そんなことよりも、この3つを相手に伝えて頂きたいと思います。
【会社案内で伝えるべきこと】
・自社が何をやっている会社なのか?
・どんな人が働いているのか?
・これからどんな会社にしていこうと考えているのか?
これが伝わればOKです。
ポイントは「正直に書く事」。
どうせ入ればわかること。格好をつける理由も、背伸びをする必要もありません。正直に身の丈で書いた会社のありのままの姿に共感してくれる人こそ、自社にとって必要な人材のはずです。
いかがでしたでしょうか?
「そんなんじゃいい人材がこないんじゃないか?」と思ったあなた。そんなあなたは人を採る前にまずは会社をよくすることから着手してください。人を採る前にやることがあるはずです。
かりそめの情報で集まった人など、すぐにいなくなってしまいます。
条件で来る人は条件で出ていきます。しかし、会社の魅力で来る人は、会社が変わってしまわない限り、絶対に出ていくことはないでしょう。
個性を前面に押し出した会社案内は、「中小企業だけが持てる採用の究極の武器」です。見た目にこだわらず身の丈で、しかし熱い思い満載の会社案内のご用意を採用活動の第一段階としてご提案申し上げます。
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