面接での過度な緊張。どうすれば・・・

【ご相談内容】

転職活動中です。

書類選考を抜けて面接までは辿り着くのですが、緊張して思うように

自己PRできず、主だった成果もありません。

面接で緊張せずに自己PRするコツはありますか?

【当社キャリアカウンセラーより】

まずは「緊張しないように」という考えを捨てて下さい。

誰だって面接は緊張します。

人生の一大勝負である転職(就職)活動のヤマ場。

初めて会う難しい顔をした面接官と密室で向かい合って話し合う。

このシチュエーションを考えるだけで手に「じわっ」汗がにじんできます。

しかし、それでいいのです。

緊張しない人なんていませんよ。

それに、多少の緊張感があった方が、自分を崩さずしっかりとお話ができる

というものです。

しかし、緊張しながらも面接の場では自己PRをしっかりと行わなければなりません。

まず、しっかりと事前準備を行って頂きたいと思います。

事前準備に最も大切な事は、職務経歴書・履歴書の充実です。

しっかりと記述された書類があれば、面接官からの質問や確認はほぼこの書類から

飛んできます。つまり、相手に聞かれることを事前に準備しているわけです。

不思議なもので、あれだけ苦労して書きあげた履歴書・職務経歴書の内容を覚えている

人ってあまりいないんです。

緊張しない方法を考えるよりも、書面で、自分が相手に伝えた(または伝える)内容を

しっかりとおさらいしておきましょう。まずは、自分の足元です。

それがすんだら、自己PRの内容を検討。

相手があなたに臨んでいることは、ズバリ、

「この人を雇ったら自分の会社にどのくらいのプラスがあるのか?」

この一点につきます。

自分のスキルと経験が、相手が求める職種とどのくらいマッチしているのか?

具体的にどのくらい貢献できるのかを数字で勝たれればばっちりです。

しかしながら、これを理路整然と語れる方はなかなかいません。

ならば、気持ちを伝えましょう。

自分がどのくらい相手の役に立ちたいと思っているのかを。

どんなに、その会社でその仕事をしたいのかを。

気持ち優先でもOKですよ。

変に話の整合性を取ろうとしなくてもOK。履歴書・職務経歴書がしっかりと

書かれていれば、能力は伝わるわけですから、伝えるべきは気持です。

お話をまとめます。

緊張しない人はいません。なので、「緊張しないように」という方法を

考えるのは辞めましょう。

それよりも、書類のしっかりとした確認です。可能な限り暗記して下さい。

そして、自己PRでは相手に気持ちを伝えることです。

そちらに入りたいのですとアツイ気持ちを伝えてみてください。

やるべきことがハッキリしていれば、緊張感は自然と薄らいでいくものですよ。